未開封のワイン、どう保管する?秋の気温差に気をつけたい保存のコツ

買ってすぐ飲まないワイン、家のどこに置くのが正解?秋は日中と朝晩の気温差が大きく、実は保存の失敗が増えやすい季節。未開封ワインを家庭でおいしく保つための、温度・光・振動の3つのポイントをまとめました。

「お土産にワインをいただいたけれど、飲むのは週末」「セール中にまとめ買いした」——そんなとき、未開封のボトルをしばらく家に置いておくことになりますよね。以前の記事では開けた後のワインの保存をお伝えしましたが、今日はその前段階、未開封のワインをどこに置くかという話です。じつは秋は、この置き場所選びで失敗しやすい季節なんです。

なぜ秋は気をつけたいのか

夏の暑さのイメージが強いせいか、涼しくなればワインの保存は安心、と思われがちです。ですが秋は日中と朝晩の気温差が一年でもっとも大きくなる時期で、リビングや玄関のように日当たりや空調の影響を受けやすい場所は、1日のうちで室温が大きく変動してしまいます。ワインは温度そのものよりも、この変動の大きさが苦手。せっかく涼しくなったからと安心して常温の部屋に置いたら、日中だけ気温が上がって風味が変わってしまった、というのはよくある話です。

置き場所を選ぶ3つの視点

理想はワインセラーですが、なくても工夫でずいぶん近づけます。

  • 温度:目安は13〜15℃前後。真夏や真冬ほど厳しくなくても、直射日光の当たる窓辺やエアコンの風が直接当たる場所は避けます。北向きの部屋の押し入れや、床下収納など、家の中で温度変化がゆるやかな場所が向いています
  • 光:紫外線はワインの香りを損なう原因になるといわれています。段ボールに入れる、新聞紙で瓶を包むなど、光を遮るだけでも違いが出ます
  • 振動:洗濯機のそばや冷蔵庫のドアポケットのような振動が続く場所は不向きです。静かな場所にそっと置いておきましょう

コルクのボトルは、横に寝かせるのも忘れずに。コルクが常にワインに触れていることで乾燥を防ぎ、瓶の中に空気が入り込むのを防いでくれます。

冷蔵庫はどう使う?

「涼しい場所がないなら冷蔵庫でいいのでは」と聞かれることがよくあります。短期間なら問題ありませんが、冷蔵庫は庫内の温度が低すぎるうえ、開け閉めのたびに温度も振動も生まれるので、長期の保管場所としては向いていません。数日〜1週間程度の「一時置き」なら野菜室、それより長く置くなら別の涼しい場所、というのが私の使い分けです。

おわりに

未開封のワインも、置き場所ひとつで数日後の味わいが変わってきます。特別な設備がなくても、「温度変化の少ない、暗くて静かな場所」を家の中で見つけておくだけで十分です。次にワインをいただいたときは、開ける前にどこに置くか、少しだけ意識してみてください。

Aroma & Relax Lab. のワイン会では、こうした暮らしの中のちょっとした工夫もお話ししていく予定です。

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