ワイン初心者のための品種入門:まず覚えたい8つのぶどう品種

ワイン選びに迷ったら、まずはぶどう品種から。カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなど、最初に覚えたい定番8品種の特徴を、ワイン講師がやさしく解説します。

「ワインは種類が多すぎて、何を選べばいいかわからない」——講座でいちばんよく聞くお悩みです。 そんなときの近道は、産地よりも先に「ぶどう品種」を覚えること。品種がわかると、ラベルを見ただけで味わいのおおよその見当がつくようになります。今回は、最初に覚えたい定番8品種をご紹介します。国際品種に加えて、日本でおなじみの品種も入れました。

赤ワインの4品種

カベルネ・ソーヴィニヨン

世界でもっとも広く栽培されている赤ワイン用品種です。しっかりした渋み(タンニン)と、カシスのような濃い果実味が特徴。お肉料理、特に赤身のステーキと好相性です。

ピノ・ノワール

ブルゴーニュ地方を代表する品種。渋みは控えめで、イチゴやラズベリーを思わせる華やかな香りが魅力です。「渋い赤が苦手」という方に、まず試していただきたい品種です。

メルロー

まろやかで果実味たっぷり、渋みも穏やか。よく「ビロードのような口当たり」と表現されます。赤ワイン入門にいちばんおすすめしやすい品種かもしれません。

マスカット・ベーリーA

日本を代表する赤ワイン用品種。渋みは軽やかで、イチゴキャンディや綿菓子を思わせる甘い香りが最大の特徴です。少し冷やしても楽しめて、照り焼きや肉じゃがなど、醤油ベースの和食にすっと寄り添います。

白ワインの4品種

シャルドネ

白ワインの女王とも呼ばれる万能品種。産地や造り方によって、キリッと引き締まったタイプから、樽熟成のふくよかなタイプまで表情ががらりと変わります。

ソーヴィニヨン・ブラン

グレープフルーツや青草を思わせる、爽やかな香りが持ち味。よく冷やして、暑い季節の一杯目にぴったりです。

リースリング

ドイツを代表する品種で、上品な酸味と華やかな香りが特徴。辛口から甘口まで幅広く、スパイシーなエスニック料理とも好相性です。

甲州

日本の白ワインを語るうえで欠かせない品種。柑橘やほのかな苦みを感じる、繊細で穏やかな味わいが持ち味です。寿司や刺身といった繊細な和食との相性は、まさに折り紙つき。

まずは飲み比べから

品種の個性は、実際に飲み比べるといちばんよくわかります。同じ価格帯でカベルネとピノ・ノワールを1本ずつ買って、並べて飲んでみてください。「こんなに違うのか」ときっと驚くはずです。 今後は、こうした飲み比べを気軽に体験できるワイン会も企画していく予定です。どうぞお楽しみに。